富山城の石積み
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初代富山藩主の前田利次が江戸前期の寛文元(一六六一)年ごろに整備したとみられる石垣が、
富山城址公園の東側で新たに確認された。これまで明治以降に積み直されたと考えられていた
「搦手(からめて)石垣」のうち、高さ五・五メートル、幅十二メートルにわたる部分。調査した
富山市埋蔵文化財センターは富山藩初期の城の姿を伝えており貴重な遺構」としている


点線の内側が利次期に整備したとみられる石積み部分。外側は明治以降に修復された=富山城址公園
 
平成18年からの富山城石垣改修工事に合わせて石垣の調査が行われ、石垣の築造技術のすばらしさや、歴史的価値の高さがわかってきています。